太陽は私たちに光と熱を届けてくれています。この地球に届いた熱は地表で反射して宇宙に放出されます。もし全ての熱が放出されると地球は冷たい世界になってしまいます。
しかし実際、私たちは四季とともに豊かな生活を営むことができており、それは地球を覆う二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素等が含まれている温室効果ガスのおかげなのです。温室効果ガスは太陽からの熱を適度に宇宙に逃がし、地球の温度を守る役割を担っています。もしこの温室効果ガスがなければ地球は-19℃の世界になってしまうと言われています。
18世紀後半ごろから、産業革命に伴い人々は石炭や石油などを大量に消費するようになりました。これによって大気中の二酸化炭素の量は産業革命前(1750年頃)と比べ40%ほど増加しました。二酸化炭素の排出量と世界平均地上気温の上昇変化には関係性があると考えられています。
産業革命以降、経済成長とともに温室効果ガスは多く排出されるようになり、太陽の熱が逃げにくくなり、今日に至るまで地球の温度が上がり続けています。