スポーツを楽しめる地球環境を…

雪山を歩く人
今日は ちわまる が担当します

今月より韓国で「平昌冬季オリンピック」が始まり、極寒の中での開会式が話題となりました。
世界中の人々が注目しているスポーツの祭典であり、フィギュアスケートやスノーボード、スキージャンプなど、ウィンタースポーツが盛り上がりを見せる冬季オリンピック。スポーツはやるのも見るのも楽しいですが、一方でさまざまな環境問題を引き起こす場合があるのです。

韓国でのオリンピックイメージ
オリンピックや国際的なスポーツ大会では、新たなスポーツ施設の建設や騒音、ゴミの大量発生、土壌汚染や生態破壊など、環境に大きな負荷を与えることがあります。また、地球温暖化が進めば降雪量が減り、スキーなどのウインタースポーツに支障を及ぼすことに繋がるのです。

2020年の夏季オリンピックの開催都市が、56年ぶりに東京に決定しましたが、この東京オリンピックで目指すのは、「エコ五輪」といわれており、注目されている試みが「カーボンマイナス・オリンピック」です。名前の通り、「カーボン(CO2)」を実質ゼロ未満に抑えようというものです。 
オリンピック開催に伴って、新たに多くのCO2が発生しますが、太陽光発電の導入によりそれ以上のCO2を削減する取り組みや、交通の面で1日2570万人の乗客が移動できるという公共交通システムを確立させることで、移動に伴うCO2排出を抑えようという取り組みが考えられています。 

また、CO2を削減するだけでなく、吸収することも重要になってきます。競技場や選手村付近で屋外緑化や壁面緑化を積極的に取り入れるのもその一つです。 
その他のエコとしては、競技場や選手村の建設に自然エネルギーの利用や雨水の利用、食品廃棄物によるバイオガス発電など、さまざまなエコアクションが東京オリンピックで取り入れられるのです。

メダルを首から提げている男女
良い地球環境がなくては、スポーツは楽しめません。

地球環境は、大きな問題として捉えがちですが、私たち一人ひとりが環境保護に努めることが大切なのです。2020年開催の東京オリンピックでは、より良い環境の中で多くの日本人がメダルを獲得して欲しいですね。

じじまる 表彰台を奪われる?