空の色

夕暮れの空と街
今日は やんまる が担当します

夕日はなぜ赤いの?それは空が青いから!
じゃ、なぜ空は青いの?それは、夕日が赤いから!
まるで、堂々巡りの話です。
よくある質問ですが、これも太陽が関係しています。

空が青いのはなぜでしょう。
太陽の光のエネルギーの内、目に見える波長(可視光)の部分は全エネルギーのたった半分です。
その目に見える光のエネルギーの約6割が青い光で、残りの4割が赤い光です。
青い光は一度大気の空気に20%ほど吸収されて、次にばらばらの方向に放射されます。(これをレーリー散乱といいます。)
このため、空は青く見えるのです。

青く晴れ渡った空
空が青いのは地球に大気があり、その大気が太陽の光を吸収し放射して空を青くしているからです。

ではなぜ夕日は赤いのでしょうか。
太陽の光の内、赤い光は大気に当たっても空気にあまり吸収されません。
そのため、そのまま地上に届きます。
昼は青い光が強く、そして地上の私たちに届いているので、私たちは赤い光が良く分かりません。
しかし、夕日は大気の層を斜めに長い距離を渡って届きます。その途中で、青い光が吸収されて少なくなり、赤い光だけが残って届きます。
だから、夕日は赤く見えるのです。

夕暮れ時の真っ赤な空
日本の夕方を18時とします。その時に、日本では太陽が赤い夕陽で見えていますが、その時に昼の12時ごろであるイラクやサウジアラビアでは青い光が空に充満していて、空が青いのです。
夕日が赤いのと朝日が赤いのも同じ原理です。

つまり、夕日が赤いのは、昼の空が青いからです。

もし大気がなければ、空は真っ暗で太陽の光だけがまぶしく光っていることになります。