夏です!暑いですね。
梅雨明けから本格的な夏が始まり、熱中症に注意しなければならない季節になりました。
しかも台風がやってきます。
今発生しているものは8号(7月10日時点)です。この“号”は毎年1月1日以降台風が発生した順番についていますので、すでに今年は8個の台風が発生したということですね。
台風には名前がある!
日本では番号で呼ばれることが多い台風ですが、実はその1つ1つに名前が付けられています。
私は台風やハリケーンに名前を付ける国はアメリカのイメージが強かったのですが、アメリカだけではなかったんですね。
この名前の付け方にはルールがあり、2000年から北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織“台風委員会”によって、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には委員会加盟国などが提案した固有の名前を付けることになりました。
この名前はその場その場で決められるものではなく、あらかじめ委員会加盟国によって決められている140個の名前を順番に用い、140番目の次はまた1番目の名前に戻ります。台風の年間発生数は平均値が25.6個なので、約5年で名前が一巡します。
ただ、大きな災害をもたらした台風などは委員会加盟国からの要請により、以後の台風に使用しないよう変更することもあるようです。
各国が出した名前は?
委員会加盟国は14ヵ国あり、各10個ずつ名前を出し合っているようです。
名前はそれぞれの国の言葉で付けられており、ダムレイ(象)やアイレー(嵐)など台風の名前として納得できるものもありますが、バビンカ(プリン)や ブアローイ (お菓子の名前)など、なぜこの名前を選んだのかわからないものもあります。
名前を付けた人はプリンがとても好きだったのでしょうか・・・。
ちなみに日本が命名した名前は次の10個です。
・Tembin(テンビン)
・Yagi(ヤギ)
・Usagi(ウサギ)
・Kajiki(カジキ)
・Kammuri(カンムリ)
・Kujira(クジラ)
・Koguma(コグマ)
・Kompasu(コンパス)
・Tokage(トカゲ)
・Hato(ハト)
全て星座の名前から取ったようですね。
どのような理由で星座の名前で統一したのかがとても気になります。
そもそもなぜ名前を付けるようになったのでしょうか?
気象予報士が嫌いな政治家の名前を付けたことが始まりなんていう説もあるようです。
今発生している台風8号の名前は、アメリカが命名した「マリア」。
何かとても神聖な感じですが、どのような名前であっても歓迎されることのない台風がこれから頻繁にやってきます。
備えを怠らず、身の安全第一でケガのないよう気をつけて行動するようにしましょう。
▼ 台風対策についてはこちらに詳しく掲載されています。
日本気象協会「台風に備える」